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事業アイデア創出&学習に向けた「アイデア創出WG」の開催!

こんにちは!開発推進を担当している佐々木です。
今回は当社における研究・開発フローの一部であるアイデア創出および事業アイデア作成の学習の場として、開発推進部で昨年から取り組んできた「アイデア創出WG」について、紹介します。


アイデア創出WGとは

当社では新たな事業の創出(研究・開発成果の事業化)を進めています。
分野横断的で複雑化する様々な課題に対する新しい解を探索するにあたり、多分野の社員の意見を取り入れ、研究・開発、事業創出の方向性を検討する場として「アイデア創出WG」を発足しました。
「アイデア創出WG」は各事業領域に知見のあるメンバーや、活動の主旨に賛同する社員が参画し、オープンな議論の基事業アイデアの創出および学習を行う場として、2021年11月~2022年6月(1~3月を除く)に活動を行いました。

WGメンバー

今回のWGでは過去に2回開催した社内ピッチイベントとは異なり、全社員向けに自由公募で参加者を募りました。
第1回 事業創出ピッチイベント(2019年12月19日開催)
第2回 事業創出ピッチイベント(2020年10月28日開催)
部長クラスから新入社員まで新規事業やアイデア創出に興味のある幅広い年代・職種の社員、計25名が参加し、フラットな立場で議論を繰り広げました。

活動内容(第1回~第5回)

第1回~第3回WG:事業アイデア創出に向けた考え方、取り組み手法の勉強という位置づけで、以下の内容で座学及びワークを実施しました。

第1回(11月①)
①参加メンバーの自己紹介
②アイデア創出WG設置の主旨、目的の説明及び会社の研究・開発の方向性に関する説明
③未だ解決されていない「社会問題」を出し合い、グループピングを実施(ワーク)

第2回(11月②)
①社会問題から考える意義及び社会問題から課題への変換について
②事業アイデアを検討する際の、ターゲットの考え方及び3つの不について
③5W1Hワーク(ワーク)

第3回(12月)
①「食料問題チーム」、「地方問題チーム」、「一次産業チーム」、「防災チーム」、「健康問題チーム」、「環境問題チーム」の計6チームにチーム分
②リーンキャンバス作成手順の説明
③リーンキャンバス作成(ワーク)

第4回~第5回WG:第1回~第3回までの内容を活かして、チーム毎に分かれてピッチに向けたアイデア検討を実施しました。第4回からはチームで密に話し合い進めていく必要があるため、オフラインにて実施しました。

第4回(4月)
①アイデア検討における「顧客」「課題」「解決策」の3つの観点の重要性について
②課題検討における3つのと問題から課題をを体系的に特定するながれについて
③社会問題から課題までのブレイクダウン(ワーク)

第5回(5月)
①解決策検討における切り口・深掘りの仕方の説明
②ビジネスモデルの必要性及び書き方について
③インセプションデッキ及びビジネスモデルの作成(ワーク)

第6回(6月)
①アイデア・ピッチ(詳しくは下記にて紹介)
②事業を作るに向けて必要な検討内容の学習

ピッチ・イベント(第6回)

第6回WGでは第4回以降に各チームで検討した事業アイデアを発表し、事務局から発表アイデアに対する質疑・講評を行いました。
どのチームも社会問題を起点として考えていたため、この問題を解決して「どんな社会を目指したいか?」というアイデアの根幹部分から、実際に課題を抱いている顧客と、提供する解決策について非常に検討されていました。
また、持続的に社会問題を解決するためにどのように事業として確立するのか?誰からお金を貰うのか?まで詰められており、この短期間でここまで詰めた参加メンバーの意欲の高さに非常に驚きました!

参加者からのコメント

自発的なアイディア出しと精査作業を通し、新規事業関連の本を読んだだけでは把握できないフローや課題があることがわかりました。

アイデアから事業化するまでの一連の検討内容が理解できた。

皆さんたくさんのアイデア、さらには意欲を持っているので、これを社の力として適切に結集できる仕組みを作りたい。

説明だけでなく、実践の場もあったので理解は進んだが、自分にとっては情報量が多かった。

事務局としても試行錯誤の上での開催となりましたが、多くの参加者の方に本WGについて満足した、アイデアの検討方法・フローについて理解できたとのコメントをいただき、ホッとしている反面、改善点もあったので、これを参考に今後の取り組みの検討も進めていきたいと思います。

さいごに

今回自由公募にて参加者を募り開催したなかで、多くの社員が参加し、オープンな議論のもと、事業アイデアの創出方法を学ぶことができました。
近年デジタル分野の発展が著しく様々な事業が生み出されることで社会における課題も解決されつつありますが、人口減少、気候変動、地方衰退等の多くの社会課題がいまだに解決されていない状態です。
「この世界に、新しい解を。」というビジョンを掲げて今後も多くの課題解決に向けて、事業開発に取り組んでいきます。