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<エネルギー特集①>カーボンニュートラルをめぐる国際社会と日本の取り組み

こんにちは!エネルギー課の久保田です。

私たちは、環境価値事業、新電力事業、発電事業の3本柱で事業を行っています。
この特集では、エネルギー、環境に関わるキーワードを中心にご紹介していきます。


プロフィール

久保田さん(エネルギー分野の担当)
業務内容:グリーン電力証書、地域新電力など
経歴:
エネルギーベンチャーにて法人営業担当
2024年4月 八千代エンジニヤリング入社、事業開発本部エネルギー課に配属

1.カーボンニュートラルとは

みなさんは、カーボンニュートラルの意味をご存じでしょうか。最近、環境意識の高まりやSDGsが身近になり聞く機会も増えているかと思います。

カーボンニュートラルは一言でいうと、GHG排出量を実質ゼロにすることを指します。GHGガスとは温室効果ガスのことで、二酸化炭素やメタン、フロンガスなどがあります。
 
では実質ゼロにするためにはどのようにすればよいのでしょうか。ステップは大きく2つあります。

①GHG排出量の削減
②植林、森林などによる吸収で埋め合わせ

削減のみでゼロにすることは現実的でないため、吸収による差引ゼロでの達成を目指します。

ちなみに日本は2050年カーボンニュートラル達成の宣言を2020年に当時の菅首相が行っています。

2.日本の削減目標と現状について


 現在日本ではパリ協定に基づいて、2つの目標あります。

①2030年にGHGガス排出量2013年度比46%削減
②2050年にGHGガス排出量を実質ゼロにする

図 日本のGHGガス排出状況と2030年目標について

出典:環境省 | 2022年度の温室効果ガス排出・吸収量(概要)資料を参考に作成

日本は2013年度14億t-CO2を排出しており、2030年には7.6億t-CO2まで減らすことが目標です。2030年度目標では、排出量取引や森林吸収によるオフセットでの達成が認められていないため、排出削減を徹底する必要があります。この目標値は、各企業の目標設定にも使用されています。

3.さいごに

気候変動の影響などによる環境問題が、より身近になってきています。2030年目標達成に向け、関心を持つことからでもはじめていただければと思います。

今後もエネルギーに関する話題を掲載していきます。さらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。