【創立60周年企画】八千代エンジニヤリングの同期見つけました!第1弾~大日本コンサルタント株式会社~
60周年記念企画として、企業創立や商品販売などが当社と同じく今年60周年を迎える企業の広報担当者の方に、誕生エピソード、こぼれ話、同期としての想いや抱負などを伺ってきました。
初回は、同じ建設コンサルタント業界企業であり、イベントなどでお会いする機会が多い『大日本コンサルタント(以降:大日本さん)』様に直撃インタビュー。
「もしかしたら、同業だし断られるかも…」なんて思っていましたが、笑顔で了承してくださった、大日本さんの心の広さに感謝です。
結果、お仕事への想いや業界の未来など、建設コンサルタント(の広報)として社会基盤整備に携わる熱い想いを聞くことができました。
1.当社と大日本さんの創立
大日本さんは1963年1月に創立され、当社と同時期に創立したことからご縁を感じます。
大日本さんは、大北橋の拡幅設計委託の成約から建設コンサルタントとしての第一歩を踏み出されました。橋梁部門からスタートし、それから道路部門や計画部門へと拡大していき、総合建設コンサルタントとして成長されたそうです。
一方、創立当初、当社は鹿島建設の当時の会長・社長が中心となり、山梨県の道志川流域の調査や鹿児島県の鶴田ダムの基礎安定調査から始まり、ダムや地質や道路交通など様々な分野の業務での実績を増やしていきました。
両社の創業から現在の事業展開を比べてみると、当社は大日本さんと切磋琢磨した良き仲間であり、ライバルという存在ですね。
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大日本さんの社名を決める時にこんなエピソードがあったようです。
「当時、日本構造橋梁研究所や日本建設コンサルタントなど、社名に“日本”を付ける同業者が多くいて、だから『日本コンサルタントにしよう』なんて案もありました。でも、『私たちは将来、日本で最大のコンサルタントを目指すのだ!』という強い想いと意味を込めて、頭に“大”を付け、“大日本コンサルタント”に決めたという逸話があります。」
日本を支える、大きな会社になるという信念が感じられる素敵なエピソードです。
ちなみに当社の社名は「千代に八千代に生き続け、未来永劫にわたって人類社会のために貢献し、発展してほしい」という願いを込めて『八千代』と命名されたものであり、略称をyecと定めたそうです。
2.互いの魅力について
大日本さんの過去の功績を見ていくと、1980年に「大三島橋」で土木学会田中賞作品部門の初受賞から毎年のように土木学会田中賞作品部門や土木学会デザイン賞など橋梁分野で多くの賞を受賞されています。すごいですね!
大日本さんというと、デザイン面で優れた橋梁を多く設計している印象がありますが、大日本さんに景観デザイン室ができたのは80年代後半なのだそうです。
人々の暮らしやその地域の文化を汲み取って、あるべき姿に具現化していくことが技術者の力の見せどころで、大切にしていることなんだそうです。
ドラマのロケ地としても使われている築地大橋(東京都)は大日本さんが計画・設計をされていて、橋を渡る体験を楽しんでもらえるよう、舗装パターンや高欄も曲線が美しく見えるデザインにしたのだそうです。
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「土木のデザインは、デザインされていることを利用者が気付かないことがたくさんあると思います」。
と大日本さんがインタビューでおっしゃっていましたが、橋梁や道路などの社会インフラを設計する技術者がどれだけ人々が快適に利用できるように考えることができるかが重要なのだそうです。インフラの設計やデザインの根底には『人を思いやる優しさ』がある、ということを教えてくれる言葉でした!
ちなみにデザインについて当社は、山口県の角島大橋を設計する際に、ただ橋をかけるのではなくて自然と調和させ、景観を丸ごと設計することを意識しましたね。当社も、そこで暮らす人々の文化や守っていきたい景観を壊さず、インフラをつくることが重要だと思っています。
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当社の印象について大日本さんにお伺いしたところ、ニュースやHPなどで見ていると、ブランド・ロゴを制作したり、i-MASTERやTRAVICなどの研究・開発に力を入れていたりと“新しいことにどんどん取り組んでいる”イメージだそうです。
「この世界に、新しい解を。」をという長期経営方針(2018-2027年)のビジョンを掲げ、河川・橋梁・港湾などの官公庁事業を主軸としながら、民間向け事業にも挑戦してきたので、そう思っていただけるのは嬉しいですね。
これからも挑戦している企業と思ってもらえるように、その姿勢は大切にしていきたいです。
3.これからについて
大日本さんは株式会社ダイヤコンサルタント(以降:ダイヤさん)と2021年7月よりDNホールディングス株式会社を設立され、2023年7月には2社合併し「大日本ダイヤコンサルタント株式会社」として始動されます。
大日本さんの魅力は、やはり橋梁を中心とした構造物の計画・設計。また「手を挙げればやりたいことができる。」といったメッセージを採用ホームページでも出されているように、ボトムアップで経営にも反映できるということ。先程の「景観デザイン室」も社員の意見からできた部署なのだそうです!
一方、ダイヤさんは地質・地盤の調査や解析などの地質の技術力が高いところが魅力。
合併することで、調査から設計、維持管理までの一連のコンサルタントを展開できるようになるのだとか。また自然災害対策やカーボンニュートラルといった新規事業への挑戦や新技術の共同開発なども実施し、より人々に快適な暮らしを提供することを目指すのだそうです。
大日本さんに負けず、当社も進化していきたいと改めて思いました。
最後に同じ広報担当者として、どういった想いで日々広報活動を行っているか伺ったところ「当社のPRも大切ですが、建設・土木が社会にとってどれだけ大切なものなのか理解を深めてもらいたいと活動しています。」とのことでした。
建設や土木は人々の生活を支える大切な役目があり、そのことがいろんな人に伝わっていくことが長期的に見て重要なことですね。土木技術者の全体数が減る中で、建設・土木業界全体を底上げしていくことが大切だと当社も感じています。
建設・土木関連業界皆が一丸となって取り組むことで、十年、百年、千年先の未来の解となる取り組みをこれからも続けていきたいと思います。
創立60周年をお祝いするため、お互いの社名が入ったどら焼きをお渡ししました!
大日本さん、インタビューへのご協力ありがとうございました!
お土産のどら焼きと共に★
大日本コンサルタント:石井 勝様、白石 典子様